将来予測における「RCPシナリオ」とは?
代表濃度経路シナリオ(Representative Concentration Pathways)IPCC は今回の報告書から「RCPシナリオ」に基づいて気候の予測や影響評価等を行っています。 RCPシナリオは、代表濃度経路シナリオ(Representative Concentration Pathways)のこと。
第4次報告書では、社会的・経済的な将来像による排出シナリオから将来の気候を予測していた「SRESシナリオ」に対して、今回の第5次報告書では、代表濃度経路を複数用意し、それぞれの将来の気候を予測するとともに、その濃度経路実現する多様な社会経済シナリオを策定できる「RCPシナリオ」を用いています。
これにより、例えば「気温上昇を○℃に抑えるためには」と言った目標主導型の社会経済シナリオを複数作成して検討することが可能となるのです。