福井県地球温暖化防止活動推進センター
キーワード:落語,ラジオ
活動の目的
特に、COOL CHOICEに関心が薄い高齢者に対して落語を通して身近な事からできるCOOL CHOICEを伝え、賛同の拡大を推進する。
実施までの経緯
福井市民は、地球温暖化防止や省エネに対する意識が有るにもかかわらず、国民運動「COOL CHOICE」の認知度は必ずしも高いとは言えない。また、家庭部門、業務部門の温室効果ガス削減40%の認識も低く、二酸化炭素排出削減の取組がまだ浸透していない。(2017年申請)
コミュニティ放送のCOOL CHOICE事業としてアマチュア落語家でもある街角福井放送株式会社代表の鳴尾氏によるCOOL CHOICE落語での啓発活動をすることになった。
主な取組み
●季節に応じて月別のCOOL CHOICEのテーマを選定する。
クールビズ/省エネ住宅/省エネ機器の買換促進/照明の効率的な利用促進/
エコドライブ/ウォームビズ
●月別のCOOL CHOICEのテーマに応じた「落語調」のラジオスポットを制作、毎日複数回放送する。
●「COOL CHOICE落語」を創作し、福井市内の公民館で地域住民に披露する。
落語は、月別テーマに応じて創作し、福井市在住のアマチュア落語家・瓢家萬月が福井市内の公民館・小学校で毎週一回程度、落語会を開催し披露する。市内公民館には行事としての開催を依頼。
準備期間:採択日より3週間程度
●落語前後に2回COOL CHOICEアンケートを実施する。
●公民館で披露した「COOL CHOICE落語」をラジオで放送する。
●地元企業に対してCOOL CHOICE賛同の拡大を図る。
地域とのかかわり方
活動の様子等
効果的な実施のための工夫等
・季節に応じてCOOL CHOICEのテーマを変えた。
7月 クールビズ実施の推進(冷房時の室温28℃など)
8月 省エネ住宅の普及促進
9月 省エネ機器の買換促進(LED他、省エネ機器への買換促進)
10月 照明の効率的な利用促進(照度調整、電灯の間引き・ライトダウンなど)
11月 エコドライブの推進(11月は「エコドライブ推進月間」)
12月 ウォームビズ実施の推進(暖房時の室温20℃など)
・月別のCOOL CHOICEのテーマに応じた「落語調」のラジオスポットを制作、コミュニティFMで60秒×2回/1日を日常的かつ継続的に通年にわたり放送した。
・落語の前後にCOOL CHOICEに関するアンケートを実施し、認知度等の変容を確認した。
・各公民館で披露した落語を収録し、7月~12月の毎週土曜日の早朝(高齢者の聴取が多い時間帯)にラジオ番組として放送する事によりCOOL CHOICE認知度を高めた。
・福井街角放送の株主(約100社)やスポンサー企業をはじめとする地元企業に呼掛け、COOL CHOICE賛同を宣言してもらった。
・落語はCOOL CHOICE落語の他、更に1席古典落語を披露し、住民に対してもインセンティブがあり、参加率が高くなった。
・落語は、月別テーマに応じて毎月一席(計六席)創作し、福井市在住のアマチュア落語家・瓢家萬月が福井市内の公民館で毎週一回、落語会を開催し披露する。
・落語会開催に際し公民館は地域住民が集まる機会に別事業と組み合わせて同時開催するなど工夫を行なってもらった。
活動の成果
- 29カ所(7~12月の6カ月間×毎週1回)に実施、計1101人の参加者。