長野県地球温暖化防止活動推進センター
キーワード:ノーマイカー、公共交通機関の利用促進
活動の目的
マイカー通勤者が、公共交通機関の利用又は徒歩、自転車といった「環境にやさしい通勤手段への転換」と「日常生活の中で体を動かす」きっかけづくり
実施までの経緯
本県は自動車等の運輸部門から排出される温室効果ガス排出量の割合が全国の割合に比べて高く、この部門における対策が重要となっています。また、健康長寿世界一を目指して健康づくりの県民運動「信州ACE(エース)プロジェクト」を推進しており、通勤時のマイカー利用を自粛し、公共交通機関や徒歩、自転車といった環境にやさしい通勤手段への転換と、体を動かすきっかけとするため、特定の期間にノーマイカー通勤を実施しています。
主な取組み
自動車から排出される温室効果ガスの削減対策として、普段マイカー通勤している方に、実施期間中、1日以上、マイカー通勤を自粛し、バスや電車などの公共交通機関の利用、徒歩、自転車、相乗り等により「ノーマイカー通勤」を実施いただきます。「環境にやさしい通勤手段への転換」だけでなく、健康長寿世界一を目指す長野県では、「日々の生活の中で体を動かす」きっかけづくりにも、と呼びかけています。
地域とのかかわり方
活動の様子等
効果的な実施のための工夫等
過去に参加実績がある事業所へ積極的な参加をメールや郵便による呼びかけ、この事業のもう一つの目的でもある「日常生活の中で体を動かす」きっかけづくり(健康づくり県民運動「信州ACE(エース)プロジェクト」)の観点から県内事業所の約4,000所が加入している全国健康保険協会長野支部発行のメールマガジン「協会けんぽ」への掲載を新規参加事業所の開拓も兼ねて行いました。
活動の成果
・52.0t-CO2
過去に実施したデータを用いて、マイカーから転換した通勤距離を推計して算出
・参加事業所数:87事業所、参加人数:8,098人
今後の課題・展望
長野県は広いため、公共交通の運行や整備の関係上、毎年参加事業者がほぼ同じになってきた。今後も県下一斉に取り組むためには、新規事業所の参加と内容の見直しも必要な時期にきている。