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データで見る温室効果ガス排出量(世界)

二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O))、フロンガス等を含めた、世界の温室効果ガス排出量は、2019年で約59[Gt-CO2]でした。詳細はIPCC第6次評価報告書をご覧ください。

目次

世界の温室効果ガス排出量

二酸化炭素(CO2)

世界の二酸化炭素排出量は、2020年は約314億トンでした。

国別では、排出量の多い順に中国、アメリカ、インド、ロシアと続いて日本は5番目に排出量が多い国となっています。

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3-1世界の二酸化炭素排出量

過去20年間における大気中の二酸化炭素濃度の増加の内4分の3以上は、石炭・石油など化石燃料の燃焼によるものです。従って、工業化の進んだアメリカ、 ロシア、日本などの先進国は排出量が大きな割合を占め、とりわけ重い責任を担っていると言えます。また、先進国の一人当たりの排出量は途上国を大幅に上回っています。
途上国では、現在の一人当たりの排出量は少ないものの、経済発展の進行で急速に増加しつつあります。経済発展と温室効果ガスの排出抑制の両立した社会システムが、先進国との連携のもとに形成されることが切に期待されます。

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3-2世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較

メタン(CH4)

メタンも二酸化炭素に次いで地球温暖化への影響の大きいガスです。大気中のメタンの濃度は、1750年以降150%増加し、現在も上昇し続けています。メタンの排出の半分以上が、化石燃料の使用、牛などの反芻動物、水田、埋立等の人間活動によるものです。

一酸化二窒素(N2O)(亜酸化窒素ともいう)

大気中の一酸化二窒素の濃度は1750年以降、約20%増加し、現在も増加し続けています。一酸化二窒素の排出の約3分の1は、農耕地の土壌、家畜、化学工業等の人間活動によるものです。

フロン、代替フロンその他の温室効果ガス

オゾン層を破壊し、温室効果ガスでもある多くのフロン(CFCs)、代替フロン(HCFCs)の大気中濃度は、1995年以降、モントリオール議定書の規制のもとでの排出削減の効果により、微増又は減少しています。
一方で、これらの代替物質(HFCs)や一部の化合物(パーフルオロカーボン(PFCs)や六フッ化硫黄(SF6)など)もまた温室効果ガスであり、それらの濃度は現在増加しています。

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