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CO2累積排出量と気温上昇量の関係
IPCC第6次評価報告書(以下AR6)では、CO2の累積排出量と気温上昇量の変化はほぼ線形関係(比例関係)にあることが記述されています。つまり、気温上昇上限から総累積排出量の上限が決まるということです。 AR6では、産業革命以降、CO2は約2兆4000億トン排出されており、工業化前からの気温上昇を1.5℃に抑える(67%以上の確率で抑える)ためには、残りの排出量上限はあと4000億 トンであることも示されました。また、気温上昇をあるレベルで止めるためには、CO2累積排出量を制限し、少なくとも正味ゼロ排出を達成し、他の温室効果ガスも大幅に削減する必要がある、としています。
炭素予算(カーボンバジェット)とは
地球温暖化による気温上昇を1.5℃に抑制するために計算されたCO2の累積排出量の上限の目安を炭素予算(カーボンバジェット)と言います。
CO2をはじめとする温室効果ガスは、いったん放出されると長期間大気中に留まるため、気温上昇を一定程度おさえるためには貯まった量を加味して上限を課す必要があり、その上限が炭素予算(カーボンバジェット)という概念です。
1-09 CO2累積排出量と気温上昇量の関係
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(ビジネス版は図表中のタイトルが問いかけの形式ではありません。) | ||
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