気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第3次評価報告書(TAR)の内容をどのように今後の補助機関会合(SB)の議論に反映させていくのかを話し合う会議が引き続き開催されました。
まず、13:00から21:00まで共同議長が作成した新しい第16回科学的、技術的な助言に関する補助機関会合(SBSTA16)まとめ案(6月7日に配布されたものを改訂したもの)をベースに非公開の会議が行われました。
21: 00から公開の会議され、これまでの議論の内容を反映した新しいまとめ案が共同議長から示されました。非公開の会議で各国がすでに妥協し、合意した部分について議長が再度確認しようとしたところ、サウジアラビア、中国、ロシア、アメリカから新しい文章の追加や文章の一部削除といった提案が出され、議論が振り出しに戻ってしまいました。カナダやセイシェルなど他の国からは、さらなる変更はまとめ案の内容を弱めかねないと新しい提案を受けいれることに反対しま した。
結局、議論は午前2時まで続き、まとまらなかった部分を残しつつも最終的にまとめ案を完成させました。
まとめ案は明日のSBSTAの全体会合で検討される予定です。
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日本の京都議定書批准を歓迎する世界の声(2)
日本の京都議定書批准に対する世界の声を紹介したいと思います。
今回は、アンティグア・バブダの政府代表からいただきました。
コメント:京都議定書の批准を成し遂げた日本の政府と国民の皆様を祝福します。日本の批准は、日本政府と国民の皆様の誇りとなるでしょう。
日本の批准は、京都議定書の発効要件を満たす意味で、良いことだと思います。まだ批准をしていない先進国も後に続いてもらいたいと思います。