今日から、公式会合が始まりました。会議が始まる前のウェルカムセレモニーでは、マイケルサミットクタヤール気候変動枠組み条約事務局長、レイモンド・バレリヨン市長、フランスのリオネル・ジョスパン首相がスピーチを行いました。
その後、実施に関する補助機関会合(SBI) 、科学的、技術的な助言のための補助機関会合(SBSTA)の全体会合(プレンナリーとよばれる)が開催され、SB13の議題が採択されました。また、第1週で開催された各論点の会合(コンタクトグループとよばれる)の議長から進捗状況について報告が行われ、今週も引き続きそれぞれで会議を続けることになりました。また、今週末の全体会合にできるだけ多くのCOP6最終決議案を報告できるよう全世界の国が協力し、努力することが再確認されました。
ライブ映像
公式会合のライブ映像が、インターネットで全世界に発信されています。>こちらから
11日のプログラム
10:00 – 11:15 | ウェルカムセレモニー |
11:20 – 11:35
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実施に関する補助機関会合(SBI) ・開催宣言 ・議題の採択など |
11:35 – 12:10
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科学的、技術的な助言のための補助機関会合(SBSTA) ・開催宣言 ・議題の採択など ・議定書の5条、7条、8条に関するガイドライン(排出量と吸収量のモニタリング、報告、審査) |
15:00 – 18:00
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SBI、SBSTA合同会議 ・条約4.8項、4.9項、議定書3.14項(開発途上国への支援と補償問題) ・遵守制度 ・共同実施活動(AIJ) ・京都メカニズム ・キャパシティー・ビルディング (非附属書締約国)、(経済移行国) |
19:30 – 22:30
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科学的、技術的、助言に関する補助機関会合(SBSTA) ・土地利用、土地利用変化と林業(いわゆる吸収源) ・技術移転 ・政策と措置 ・国際機関との協力について |
ピックアップ -ジョスパン首相のスピーチ-
フランスは京都議定書を早い段階での批准を指示すると最初に述べました。温室効果ガスの削減措置として国内対策が最も重要であり、京都メカニズムはあくまでも国内対策の補完的なものとして利用すべきと強調しました。そして、吸収源に対しても慎重に検討すべきであると訴えました。また、最近実施した石油価格高騰の影響に対するフランス政府の対策は、フランスの気候変動対策を緩めるものではないと述べました。 (写真右:地球温暖化防止における国内対策の重要性について語る
ジョスパン首相)ピックアップ -条約と議定書の批准の状況-
SBIで、現在、184カ国が、気候変動枠組条約を、23カ国が京都議定書を批准していると報告がありました。
Fossil of the day(今日の化石賞)
2000年9月11日の「Fossil of the day (今日の化石賞)」
一位 アメリカ
受賞の理由 「森林を地球温暖化防止の中心的な対策として使うことを熱望する発言をしたから。」
二位 オーストラリア、(日本、ロシア)
受賞の理由 「議定書の約束を守らなかった結果として、法的拘束力のある措置をもつことに反対したから。」
三位 サウジアラビア
受賞の理由 「先進国の地球温暖化対策によって経済的な悪影響を受けることに対して補償を要求している上に、気候変動の影響を受ける国々のために設立しようとしている「適応基金」についてもほしいと発言したから。」
特別賞 世界銀行
受賞の理由 「世界銀行の炭素基金で実施している事業が先進国や先進国の企業に安く炭素削減量を供給するものばかりで、開発途上国の持続可能な発展に寄与するものはほとんどないから。」