MENU

COP3年生が見たCOP28@ドバイ―AP-PLATセミナー編

さてそれではAP-PLATセミナーの紹介です。
今年もJapan Pavilionで開催させて頂きました。今回のテーマは、適応を推進する科学ツールです。今回は国立環境研究所だけでなく、環境省、IGES、そして国連機関であるUN-ESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)との共催です。
国立環境研究所からは、我々が開発・運営するAP-PLAT、そのキーツールであるClimoCastを紹介し、UN-ESCAPからは各国の気候変動リスクを理解するためのツールRisk and Resilience Portalを紹介して頂きました。

まずは今年の日本パビリオンの入り口から。

セミナーの目的を話す私。気合いが入ってますね。

ClimoCastのデモンストレーションをする私。椅子に座ってリラックスして説明させて頂きました。

続いて、UN-ESCAPの丸一さん(日本人の国連職員です)からRisk and Resilience Portalの紹介。

みなさん真剣に聞いています。

ツール紹介の後はパネルディスカッション。
左からSanjayさん(UN-ESCAP:アジア太平洋経済社会委員会)、Karmaさん(ブータン)、Ofaさん(SPREP/PCCC:太平洋気候変動センター)、Hyun-gyuさん(KEI:韓国環境研究所)、Noelleさん(ADB:アジア開発銀行)、それからオンラインのAhmedさん(モルジブ)さん。科学ツールについてのニーズと次のステップについて議論をしました。

パネルディスカッションをモデレートする吉田研究員。

セミナー中の会場の様子。最終日にもかかわらず多くの方々に来て頂きました。

セミナー終了後の記念撮影。
裏方も含めて、本当にお疲れさまでした。皆様のおかげで大変良いセミナーとなりました。このセミナーで得たことを今後のツール開発に活かし、よりアジア太平洋地域の適応を推進して行きたいと思います。
ありがとうございました!

以下はドバイの風景などなど

ドバイにはびっくりする建物がたくさんありましたが、上はドバイで一番びっくりした建物です。

COP会場に隣接する地下鉄のExpo City駅。近代的ですね。

ホテルの朝食。サンドイッチ、豆カレー、ナン?とオレンジジュースです。

会場の噴水で。普通のスズメに見えますが、イエスズメという鳥で日本ではお目にかかれません。

なんとセミナー日の12月11日は私の誕生日でした。それでセミナーの後、AP-PLATのメンバーとUN-ESCAPの方々、現地で知り合ったGEOの小谷さんで誕生日会を開いて頂きました。一生思い出に残る誕生日となるでしょう。ありがとうございました!

さて3年生となったCOP28@ドバイレポートはいかがでしたでしょうか?
今年は間違いなく1年生・2年生より充実したものになりました。主催するセミナーを成功裡に終えるだけでなく、様々なセミナーに参加し、勉強させて頂いたり、幾人かの方とは新しいネットワークを構築することができました。

3年目になってようやくわかったのですが、これがCOPに参加する意味なんだと、今更ながら気がつきました。つまり気候変動関係の最新の動向を見たり聞いたり議論したりするところ、世界中から気候変動に関係するステークホルダーと出会い、連携を構築・強化するところ、それによって気候変動対策に向けた次の新しいアイデアやプロジェクトを生み出すところ、COPはそういう場なんだと思います。

これが3年間COPに参加させて頂いた私なりのCOPとは?対する回答です。

最後までこのレポートに目を通して頂き、ありがとうございました。COPにまだ行ったことがない方、行きたいと思っている方などにその雰囲気などが伝わってましたら幸いです。

最後になりますが昨年、一昨年に引き続き、このレポートを書かせて頂く機会を与えて頂き、誠にありがとうございました。4年生があるのかどうかまだわかりませんが、行かせてもらえるなら、3年生までに得た教訓を活かせていければと思います。また一部の写真は鈴木悠香さん(気候変動適応センター高度技能専門員)が撮影したものを利用させていただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター
(アジア太平洋気候変動適応研究室)
室長  増冨 祐司

目次
閉じる