オランダ、ハーグでCOP6とSB13パート2が遂に始まりました。会議には世界各国から政府代表者、オブザーバーを合わせ6000人以上、そして第2週目に閣僚が約160カ国からの参加する予定です。
オランダの女王(写真右 ENB COP6 Websiteより)も参加した開会式では、オランダの環境大臣(COP6の議長)であるヤン・プロンク氏が開会の挨拶の中で、すでに起こっている地球温暖化を早期に防止するために、京都(COP3)で合意した削減目標を達成する手段の詳細な制度やルールをこの2週間で決めなければならないと述べました。
第1週目はSB13パート2とし、9月にフランス、リヨンで開催されたSB13パート1に引き続き土地利用、土地利用変化と林業(いわゆる吸収源)、京都メカニズム、遵守制度など主な論点をそれぞれのコンタクトグループに別れて議論します。第2週目は、各国の大臣たちが第1週にまとめた最終合意向け政治的な交渉を行います。はじめの1週間でどこまで議論をつめられるかが鍵となります。
さらに詳細にお知りになりたい方は、アースネゴシエーションブレティン/ENB(英語>PDF)/(日本語>PDF)をご覧ください。これまでの議論の流れをまとめたアー スネゴシエーションブレティン/ENBはこちら(英語>PDF)/(日本語>PDF)(邦訳は(財)地球産業文化研究所と(財)地球環境戦略研究機関による)
今日のプログラム
10:00 – 12:00 開会式
12:00 – 13:30 COP6全体会合
・議長の選出
・議題の採択など
15:00 – 18:00 科学的、技術的な助言のための補助機関会合(SBSTA)と実施に関する補助機関会合(SBI)の合同会合
・条約4.8項、4.9項、議定書3.14項(開発途上国への支援と補償問題)
・遵守制度
・京都メカニズム
・キャパシティー・ビルディング (非附属書締約国)、(経済移行国)
18:00 – 21:00 科学的、技術的な助言のための補助機関会合(SBSTA)
・土地利用、土地利用変化と林業(いわゆる吸収源)
・技術移転
・政策と措置
・国際機関との協力について
18:00 – 21:00 実施に関する補助機関会合(SBI)の合同会合
・附属書I締約国の国別報告書
1990年から1998年の温室効果ガスの国別排出データについて
・附属書I締約国の国別報告書
・資金供与メカニズムなど
コンタクトグループ
不明 技術移転
21:00 – 23:00 京都メカニズム