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カリキュラム概要
団体名 | 公益財団法人 京都市環境保全活動推進協会 |
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学年 | 中学生 |
目標 | ・SDGsについて理解を深める。 ・環境問題と自分たちの生活とのつながりについて理解を深め、行動変化に理由づけを行うことができる。 ・自分の意見をまとめ、他者に伝えることができる。 ・意見を他者に分かりやすく伝える工夫ができる。 |
内容 | SDGsの基本情報や各項目(特に13番「気候変動に具体的な対策を」)について押さえなおし、自分たちの生活とのつながりについて理解を深めることを目的にしたプログラムです。合わせて、自分たちの考えとSDGsを結び付けた意見を発信できるようになることも目指しており、ごみ、エネルギー、水のテーマでのグループワークを進行します。このプログラムは当協会が制作し、市内中学校に配布している『環境副読本「わたしたちと地球環境」(中学生用)(https://www.miyako-eco.jp/publication_category/sub-reading/)』を活用したものとなっています。また、このプログラムは中学校への出前講座としてだけではなく、企業の社員研修としても利用されています。 |
大切にしたこと | このプログラムはSDGs学習の初期~中期のタイミングでの学習を想定したプログラムですが、学校や学年によって環境問題や地球温暖化についての学習レベルが異なるため、その点について目算しながら進行を心がけています。グループワークには職員がサポートに入ることで、生徒同士での意見交換が活発に進むよう対話を促進していきます。SDGsは各項目のゴールを個別に目指すものではありませんので、課題解決に向けたアプローチは複層的であり、複数のゴールを目指すことが良いことを伝える点も重要視しています。 |
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取り組み
総合的な学習(探究)の時間等、学校でのSDGs学習
【プログラム名:私たちの環境レポート】(90分)
Ⅰ 導入(25分)
・SDGsの概要やSDGsとMDGsの関係について、スライドやクイズで理解を深める。
・地球温暖化とSDGsの繋がり、自分たちの生活とSDGsの繋がりについて気づく。
Ⅱ 展開(50分、途中休憩10分)
・ごみ、エネルギー、水の3つのテーマに分かれ、それぞれで話し合いのグループワークを進める。
・「それぞれのテーマと地球温暖化とのつながり」、「地球温暖化をふせぐ使い方」、「それぞれのテーマとSDGsの関係」、「自分たちにできるSDGsな活動」、「これからできること・していきたいこと」の5つの項目について、グループごとに話し合いを行う。
・『環境副読本「わたしたちと地球環境」(中学生用)』を使用した調べ学習。
・ポスターサイズのワークシートに、グループの発表内容をまとめる。
・テーマごとのグループ発表と質問。
Ⅲ まとめ(5分)
・SDGs達成に向けた過程の大切さについて、スライドで理解を深める。
児童の変化
<児童・生徒の変化について>
担当の先生からは「自分ごととして考える生徒が増えて良かった」、「身近に感じることができていた」といった生徒の変化に関するコメントをいただきました。生徒からの感想では「歩きや自転車を使う」、「必要な物だけを買う」、「水や電気の出しっぱなしはやめる」という具体的な行動変化を示す感想をいただいています。
<児童・生徒の変化をどのようにして評価したのか>(アンケート等)
プログラム実施後のアンケートにより、担当の先生からのご意見や生徒からの感想を拾っています。