モントリオール会議が始まって5日目を迎えた今日、全国地球温暖化防止活動推進センターの大木浩代表がモントリオール会議に出席し、国連気候変動枠組条約事務局の事務局長代行の役職をつとめるロバート・キンレー氏と会談をしました。
キンレー氏は、このモントリオール会議においてマラケシュ合意が採択され、実質的に京都議定書が運用されることになったのは大きな前進であると述べ、大木代表もこれに同意しました。キンレー氏はまた、2013年以降の枠組みの問題については様々な意見があるが、ディオン議長はすべての国が参加できる枠組みをつくるために努力していると強調しました。
両氏は、会議の流れについて一部に悲観的な報道もあるが、今後とも前向きに取り組むことが大切であり、会議の成功に向けて協力することを約束しました。大木代表は、日本としては種々のサイドイベントも計画しており、会議の後半では小池大臣も到着するので会議の成功に向けて全面的に活動を展開するであろうと述べ、キンレー氏も日本側の活動に期待していると答えました。なお、大木代表は、帰途ワシントンにも立ち寄り、米国側の関係者との意見交換をする予定であると伝えました。