鹿児島県地球温暖化防止活動推進センター
キーワード:エコドライブ,JAF,エコカー買換え,試乗会
目次
活動の目的
燃費計測実車講習を通じて、県民のエコドライブ実施促進を図ること
実施までの経緯
鹿児島県は公共機関が発達していないこともあり、日々の移動には車が欠かせません。そのため、一人当たりの自動車保有台数も多くなっています。そこで、自動車からの温室効果ガス排出削減を図るため、鹿児島市とJAF鹿児島支部と連携し、県民向けのエコドライブ講習会を開催することとなりました。
主な取組み
- 一般県民の方々に、エコドライブの方法を促進するため、JAFと連携し、県内各地でエコドライブの座学を開催していましたが、よりエコドライブを体感していただくため、鹿児島市とも連携し、実車講習が可能な運転技能向上センターで、鹿児島市を中心とした一般県民の方々を対象に、実車を伴うエコドライブ講習会を実施しました。
- 実施時期は、冬の自動車利用が増加する前の11月に設定し、県推進員へのチラシ配布や鹿児島市の広報誌掲載や環境管理事業所へのメール等で参加者募集を行いました。
- 講習会の内容は、燃費計測機器を設置した車を用いて、普段通りの運転をしていただいて後、座学でエコドライブの方法やメリット等を学んでいただき、エコドライブを心掛けてもらう運転をインストラクター同乗のもとで実施し、燃費の改善を実感していただきました。さらに、参加者には講習会参加前から燃費記録簿を付けてもらい、参加後にも継続してもらうように促しました。
- 講習会当日は、エコカーへの買換えを促すため、電気自動車の説明や試乗会を同時開催したほか、COOL CHOICEの説明も行い、地球温暖化対策への意識変容を促しました。
地域とのかかわり方
活動の様子等
効果的な実施のための工夫等
- 講習会当日だけでなく、講習会前と後で、参加者ご自身の自家用車を利用して、燃費計測記録を行ってもらった。
- JAFよりディーラーへ協力依頼を行い、最新の電気自動車であるリーフの試乗体験会を盛り込むことで、エコドライブに関心のない方でも参加していただけるようにしました。
活動の成果
- 講習会当日の燃費改善率は、最高で69.5%、平均で24.4%となり、参加者の大部分がエコドライブによる効果を実感してもらった。
今後の課題・展望
- 参加者の更なる拡大が課題となっています。特に、自動車利用が多い中年層(30~40代)の方が受講できるように、場所、曜日、時期の設定を検討していきます。