UNEP(国連環境計画：United Nations Environment Programme)は、2023年11月20日にEmissions Gap Report 2023(排出ギャップ報告書2023)を発表しました。
報告書では、各国のNDCs(パリ協定で各国が提出している温室効果ガスの排出削減目標)やその進捗状況について取りまとめ、パリ協定の目標とどの程度の差があるのかについて評価しています。
今回の報告書では、現状では2℃に抑えるには2030年までに28％の削減が、1.5℃におさえるには42％の削減が必要な状況となっていると指摘しています。
また、パリ協定の締約国による国別の約束であるNDCs(Nationally Determined Contributions)を考慮すると、世界の平均気温は2100年頃には2.5℃から2.9℃上昇すると予想され、1.5℃目標と大幅に乖離していることが明らかになったとしています。
報告書の詳細についてはUNEPのウェブサイトをご確認ください。(英文)
https://www.unep.org/resources/emissions-gap-report-2023
