地球温暖化の基礎知識

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データ集[2] (日本の温室効果ガス排出量)

2014年度のわが国の温室効果ガスの総排出量は、13億6400万トン-CO2であり、京都議定書の規定による基準年(1990年度。ただし、HFCs、PFCsおよびSF6については1995年)比で7.3%の増加、2005年度比で2.4%の減少となっています。

日本の温室効果ガスの排出量の内訳

日本の温室効果ガスの排出量の内訳

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日本の温室効果ガスの排出量の内訳は下表のようになります(2014年度)。温室効果ガスとしては、この他にCFCs(フロン)、HCFCs(代替フロンの一つ)などがありますが、京都議定書の削減対象ガスではないため排出量は公表されていません。この表から、日本の場合、温室効果ガスの中で二酸化炭素の比率が 約93%と極めて高いことが分かります。
(世界全体では、産業革命以降、二酸化炭素の地球温暖化に対する寄与率は、76.7%です。参照:すぐ使える図表集

二酸化炭素(CO2)
[比率]…92.8%
[用途]…化石燃料(石炭、石油、天然ガス)の燃焼など

メタン(CH4)
[比率]…2.6%
[用途]…農業関連、廃棄物の埋め立て、燃料の燃焼など

一酸化二窒素(N2O)
[比率]…1.5%
[用途]…燃料の燃焼、窒素肥料の生産・使用など

ハイドロフルオロカーボン(HFCs)
[比率]…2.6%
[用途]…冷媒、断熱材の発泡剤、半導体の洗浄剤

パーフルオロカーボン(PFCs)
[比率]…0.2%
[用途]…半導体の製造プロセスなど

六フッ化硫黄(SF6)
[比率]…0.2%
[用途]…電気の絶縁体など

三フッ化窒素(NF3)
[比率]…0.1%
[用途]…半導体の製造プロセスなど

(*4捨5入のため、合計が100%にならない場合があります)

日本の主な温室効果ガスの排出量の推移

温室効果ガスの排出量の推移

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二酸化炭素

2014年度のわが国の二酸化炭素の総排出量は、12億6500万トン、一人あたりでは約10トンであり、総排出量は1990年度比で9.5%の増加、一人あたりの排出量で6.5%の増加となっていますが、2005年度比では3.1%の減少、一人あたりの排出量でも2.6%の減少となっています。
排出部門別(間接排出量)でみると、工場などの産業部門が34%を占めますが、2005年度に比べると産業部門の排出は6.8%減少しました。総排出量の約5分の1を占める運輸部門は2005年度比で9.5%減少しています。
一方で、オフィスなどの部門(業務その他部門)からの排出は2005年度比で9.2%の増加、家庭部門も6.6%増加しています。
オフィスや家庭での二酸化炭素削減は急務となっているのです。

メタン

2013年度のメタン排出量は、1990年度と比べ約27.0%、2005年度と比べ8.9%減少しました。部門別に見ると、農業部門(稲作、家畜の反すう等)、廃棄物部門(埋立等)、エネルギー部門(天然ガス・石炭採掘時の漏出、燃料の燃焼等)のいずれにおいても減少傾向にあります。

一酸化二窒素

2014年度の一酸化二窒素(亜酸化窒素)の排出量は1990年度と比べ32.3%、2005年度と比べて15.0%減少しました。これは、主に工業プロセスにおけるアジピン酸の製造に伴う排出や、農用地の土壌などからの排出が減少したためです。

HFCs、PFCs、SF6、NF3

HFCs、PFCs、SF6、NF3については、1995年を京都議定書に基づく排出量算定の基準年としていますが、これら3種類の気体については、近年排出量が大幅に減少しています。これは、オゾン層を破壊する物質を規制するモントリオール議定書のもと、カーエアコンなど冷媒や断熱材製造の分野で、CFCs(フロン)、HCFCs(代替フロンの一つ)からオゾン層を破壊しない物質(特にHFCs)への転換が本格的に始まり、HFCsの排出量が増加していると考えられます。

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