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1-4 二酸化炭素はなぜ増えたのか

昔、私たち人間は、人間、馬、牛、ロバ、ラクダ、水、風の力をエネルギー源として使ってきました。しかし、18世紀後半に産業革命が起こり、それ以降、石 油や石炭、天然ガスなど化石燃料をエネルギー源として使うようになりました。化石燃料は、大昔に地球上に生きていた動植物が死んで、地中深く閉じ込められ、長い時間地球の圧力がかかってできた物であり、炭素分が凝縮されています。それを掘り出して燃やせば、エネルギー源としては大変効率がよいのですが、 太古の昔から蓄積されていた二酸化炭素が大量に大気中に放出されることとなり、大気中の二酸化炭素の量が急激に増えることとなりました。(参考資料・図表/燃料別に見る世界の二酸化炭素排出量の推移)

また、人間が土地を耕作や放牧に利用するために、木を伐って森林を開発しました。光合成によって空気中の二酸化炭素を固定する森林を切り倒してその木を燃料のためにたくさん燃やすと共に、森林面積を減少させてしまったことも二酸化炭素が増えた原因の1つです。

IPCC第5次評価報告書では、人間活動が20世紀半ば以降に観測された温暖化の要因である可能性が極めて高い(95%)と発表しています。18世紀に始まった産業革命により、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料の使用が急増し、大気中の二酸化炭素濃度は産業革命以前(1750年頃)に比べ約40%増加しています。(引用文献*1)(参考資料・図表/大気中の二酸化炭素濃度の経年変化・過去50年)

引用文献

*1 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「第5次評価報告書」2014年

もっと知りたい人へ

JCCCA「すぐ使える図表集」 大気中の二酸化炭素濃度の推移(緯度別)を表したグラフ
大気中の二酸化炭素の濃度が特に、北半球で増えている様子がわかります。

JCCCA「すぐ使える図表集」 部門別の二酸化炭素排出量を表したグラフ
日本では、どの部門からの二酸化炭素排出量が多いかわかります。
 

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