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1-12 地球温暖化を防止するための技術としてはどんなものがあるのか

地球温暖化を防ぐためには、大気中の二酸化炭素濃度をできるだけ低くしなくてはなりません。現在、さまざまな分野で研究が進められているところですが、二酸化炭素濃度をできるだけ低くするための技術としては、どのようなものがあるのでしょうか。

まずは、エネルギーの使用量を減らす省エネルギーを考えることが重要です。できるだけエネルギーを使用しないようにする、ということと同時にエネル ギー効率を高めることが考えられています。コジェネレーション(熱電併給)といって、電気の発電と同時にその際発生する熱も地域や施設の給湯・暖房に利用 すると、発電だけの時に比べてエネルギーの利用効率が飛躍的に高まります。最近、大規模工場、オフィスビル、大型商業施設などへの導入が進み始めていま す。また、水素あるいは水素を含むメタノールやガソリン、天然ガスを燃料とする燃料電池もエネルギー効率がよくて排ガスがクリーンだとして注目を集めてい ます。その他、ごみ焼却施設では、焼却と同時に発電を行うようになってきています。

産業分野での省エネや運輸分野での省エネも進められています。日本の産業界は世界でもかなり高い水準の省エネ技術を持っているのですが、近年さらに省エネ 機器の開発が進んでいます。家電製品については、省エネルギー法の改正もあり、最近エネルギー効率が急速に高まってきていて、エアコンは、10年前のもの と比べると電気の使用量が半分程度のものも作られています。また、物の輸送を考えるとき、たとえば遠くへ運ぶ場合には、トラックよりも鉄道や船を使う方が エネルギーの効率がよい場合があり、輸送方法が見直されています。

次に、低炭素燃料への転換も有効です。同じエネルギーを得るのに排出される二酸化炭素の量を比べると、石炭よりも石油、石油よりも天然ガスの方が二酸化炭 素の排出量が少なくて済みます。火力発電所も、石炭よりも天然ガスを燃料とするものの方が温暖化防止の点からはよい、と言うことができます。

ただし、天然ガスよりもさらに好ましいのは、太陽光、風力、水力、地力などの自然エネルギーです。発電時に二酸化炭素を出しませんし、再生可能エネルギー ですので資源が尽きることもありません。研究が進んで、発電コストも下がってきており、さらに発電コストが下がれば、一層普及することでしょう。単位面積 あたりの発電量は火力発電所等に比べて小さいので、小規模分散型の需要に向いているかもしれません。企業による取り組みも進められていますが、市民がお金 を出し合って地域に太陽光発電や風力発電の装置を設置するといった活動も始まっています。

また、化石燃料を燃やしたときの排ガスから二酸化炭素を除去する技術も進んできています。そして、そのようにして除去した二酸化炭素を地中や海中に隔離する方法も研究が進められています。

その他、大気中の二酸化炭素を植林によって植物に吸収させたり、サンゴ礁を利用して海洋への吸収を促進したりする研究も進められています。

現在、さまざまな分野の人々が知恵を出しあい、研究を進めているところであり、今後さらに新しい技術が日進月歩で開発されていくことでしょう。また、国や 自治体は、そういった技術が多く開発され、利用されるように、法律や政策などを整備し、社会の仕組みを変えようとしています。そして、私たち一人一人の意 識や消費行動も、今後、社会を動かしていく大きな力となることでしょう。

もっと知りたい人へ

(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 
新エネルギーやバイオマス等についての説明やデータが掲載されています。

環境省 低公害車ガイドブック2002

大気汚染物質や二酸化炭素の排出が少ないクルマを紹介しています。

風力発電推進市町村全国協議会
37市町村が加盟し、風力エネルギーを地域で活かす活動をしています。

自然エネルギー推進市民フォーラム
市民が、共同で太陽光や風力エネルギーによる発電所を設置する活動をしています。
 

<参考>ヒートアイランド現象

都市部には人口が集中しており、排熱源が多く、コンクリートやアスファルトを使った建物や道路が増える一方、緑が減ることなどによって、都市部の気温は周辺部より高くなっています。等温線を引くと、 都心部を中心とした島のようになり熱の島のようであることから、ヒートアイランド現象と呼ばれています。

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